マツダ新型デミオ(市販モデル)試乗レポート、「Bセグメントで際立つ存在感」

「新型デミオとは」のような説明もされているレポートです。今のように試乗できないタイミグでは貴重なネガティブポイントが指摘されています。

SKY-D 1.5のターボは、ちょっと曲者のようですよ。

インプレッション

SKY-G 1.3

  • さすがに箱根の上り坂の続くワインディングを走るとトルク感が薄く、滑らかに吹け上がる一方で加速はちょっと苦しく、ATの変速も忙しい。逆に通常の郊外路や市街地での常用域ではエンジン音も静かで同クラスのクルマを上回るレベルだ。
  • トータルで見た室内の騒音レベルは国産車のライバルと比べると勝っている気がするが、最新世代のヨーロッパのBセグメントに比べると、特にエンジンを回すようなシーンではもう一踏ん張りという気がする。
  • 標準装着タイヤが燃費重視のため、路面との当たりが少し硬めで、コーナリング時のグリップ力もそれほど高くはないが、乗り心地の面ではよくまとめられている。
  • 長時間の運転でも疲れにくいといった基本性能の高さも求めており、そういう意味でもピッチングの少ない乗り心地は重要なポイントだ。

 

SKY-D 1.5

  • ちょっと意外だったのは、静止状態からの発進時や、低速走行からの加速で、少しアクセルを踏み込んだ時のエンジンの反応が鈍いことだ。そのためさらにアクセルを踏み、回転が2000pmを超えたあたりからはディーゼル本来の強いトルクが湧き上がって来るので、市街地走行でのゴー・ストップを繰り返すような常用域ではリニアさが欠けていると感じた。
  • り心地はガソリン車より路面との当たりがきつい硬めの印象となっている。さらにフロント荷重が大きいために、操舵に対する応答もガソリン車ほど軽快ではなく、もっと大きなサイズのクルマのようなフィーリングだ。
  • 高速巡航をする機会が大きいユーザーは、穏やかな動きの1.5Dのハンドリングは安心感が高いと思う。だからもう少し、しなやかさやストローク感があれば文句はないのだが、たぶん今後のランニングチェンジで改良されるはずだ。

 
Aピラー越しの斜め前方視界はトップレベル」というコメントが…峠なども走行した上での評価でしょうが、ちょっと眉唾。デミオはCX-5とは違うのかなぁ。
 
マツダ 新型デミオ試乗レポート Bセグメントで際立つ存在感を訴える レポート:松本晴比古 | Auto Prove