アクセラの国内での不振が目立つ、マツダ2015年前半の決算

マツダ新型アクセラ

マツダが2015年前半の生産・販売状況を公表しました。その中でアクセラの国内生産は、前年比-40.2%(2015年前半)と大幅なマイナスになっています。

アクセラの生産台数

 2014年前半(前年比)2015年前半(前年比)
国内生産148,603台(+10.6%)88,813台(-40.2%)
(国内販売)(26,369台)(13,366台)
海外生産41,441台(+48.9%)125,283台(+202.3%)
輸出121,397台(-3.7%)77,404台(-36.2%)
合計(生産+輸出)311,441台291,500台(-6.4%)

昨年の前半のデータを見ると、アクセラの数字は、2014年前半の輸出以外どれもプラスになっています。国内外の生産台数を合わせた数字を見ても2014年より2015年の方が少なくなっています。
 

アクセラが不振の理由は何?

それにしても、やはり国内での不振が目立って仕方がないですね。いったいなにが原因でここまで減っているのでしょう?

■ ディーゼルの設定が少ない
「マツダと言ったらクリーンディーゼル」と言わんばかりのディーゼル/ガソリン比率になっている中、アクセラに設定されているディーゼル車はアクセラ スポーツにあるXD一つのみ。しかも、装備てんこ盛りの高額仕様です。

SKY-D/SKY-G比率を見てみると(MAZDA全力特集!を参考)、

  • デミオ:60.1%/39.9%
  • アテンザセダン:71.8%/28.2%
  • アテンザワゴン:79.7%/20.3%
  • CX-5:81.0%/19.0%

で、アクセラは14.3%/85.7%です。ハイブリッドもありますけど、これでは「マツダらしくない」ということでしょうか。

SKY-Dを1,500ccクラスではAWDと組み合わたり、2,000cc以上では、3グレード展開として、セダンとスポーツ双方に設定しないとダメではないでしょうかね。
 
■ 最大難点、マツコネナビがアップデートされましたが?
「これがあるからアクセラを選べない」とまで言われた、マツダコネクトの(主に)ナビ機能が、大幅にバージョンアップしたので、最大の障害が取り除かれたはずなのですが、最初の印象が悪さしているのでしょうか?
 
■ もしかして、ナンバプレートの位置?
気になるひとには気になるのでしょうか?エクステリアやインテリアデザインは、海外で絶賛されましたから国内でもマイナスポイントにはなっていないと思いたいです。すると、逆に目立ってしまいますかね?ナンバプレート…。
 
自分としては、寒冷地仕様やタイヤサイズなどに不満はあるのですが、それほど大きな問題では無いのでしょう。

2,000ccクラスの3ドアハッチバックなんて、今の日本ではけっこう貴重な存在だったりするのですが…もっと人気が出てもいいのにな、と思います。

この辺りのマイナスポイントがクリアーされた仕様でマイナーチェンジしたアクセラが9月もしくは10月に登場することをおおい期待しています!
 
【MAZDA】マツダ、2015年6月および1〜6月の生産・販売状況について(速報)|ニュースリリース
【MAZDA】マツダ、2014年6月および1〜6月の生産・販売状況について(速報)|ニュースリリース