コンセプト版マツダコネクトを実現する技術 #1

マツダコネクト
マツダ コネクト コンセプト動画
「MAZDA CONNECT コンセプト動画」を見てから、現実の「MAZDA CONNECT」がどうも物足りなくなってしまい、コンセプト版の機能が今の技術でどのくらい実現できるのか興味が出てきました。

ドライバーの体調を調べる技術

運転中のリスクについてこんな記事を見つけました。「他人事ではない「運転中の急死」は死亡事故の1割に上る(佐川健太郎) – 個人 – Yahoo!ニュース」 この中で、

例えば2012年に発生した人身事故のうち、運転中の「発作」や「急病」などが原因と思われる事故が少なくとも262件あったことが警察庁の調べでわかったそうです。主には心臓病と脳血管障害で合計が5割強を占め、昨今の栃木県鹿沼市や京都市・祇園での死亡事故で問題となった「てんかん」を上回っていたとのこと。海外の論文によれば、死亡事故中の10%程度が運転者の病気による体調不良が原因だったとの報告もあります。

運転中のドライバーの体調の変化を検知して、「運転の継続が不可能」と判断できるなら、安全な場所に自動停止するなど対応が必要になります。

「MAZDA CONNECT コンセプト動画」では、クルマがドライバーの体温や心拍数を計測しています。

去年の記事ですが、「トヨタとデンソーなど、ステアリングで心電・脈波を測定し運転中の体調急変を予測するシステム:日経デジタルヘルス」があります。

ステアリングに、心電計測用の電極と、脈波計測用の光センサを搭載する。運転者がステアリングを握ることで、心電と脈波を連続計測・記録できる。これらの計測データをリアルタイムに解析(心拍変動解析)することで、体調急変の予兆と見られる特異なパターンを見いだす。「早ければ、体調急変の約2時間前に予兆と見られるパターンが出現する」(トヨタ自動車)。

 予兆を検出した場合は、カー・ナビゲーションの画面で注意を促したり、病院や救急車、オペレータなどに簡単に連絡できたりするようなシステムの構築が考えられるという。体調急変が直前に迫っている場合には、ブレーキ・アシスト機構などとの連動も考えられる。

予兆を検知して、ドライバーや周囲に通報するまでは、割りとすぐに実現できそうではないですか。ただ、実用化には法的整備なども必要なるとのことです。

制御を失った車は重大事故を起こす凶器にもなりますから、社会的理解を得ながら、まずは営業車からでも普及できるように開発が進んでほしいと思います。その時はメーカーの垣根を超えて広く採用されることも期待したいです。

心臓発作を予知する車 ハンドルで心電図チェック – 医師求職 支援:メディカル パーソン – Yahoo!ブログ